活動・事件紹介・弁護士コラム

エシカル消費、フェアトレード、SDGs

2021/01/13
 消費者教育関係の日弁連委員会に所属している関係で10年に1度海外視察に行く機会があります。2019年は3月に1週間の弾丸ツアーで、ロンドン、マンチェスター、ハンブルグ、ベルリンに行き、フェアトレード・ファウンデーション本部、エシカル・コンシューマー事務所、マックス・プランク研究所、ハンブルグ消費者センター、ベルリン工科大学などを訪問し、小学校の授業参観もしてきました。
 
 各所で「エシカル消費」(社会的・環境的影響を考えた倫理的な消費行動)や「フェアトレード」(相手国の人権、発展に配慮した公正な取引)の実践が見られましたが、「環境学校」表彰やラベル認証等ドイツの取り組みが優れているのは20年前と同じでした。その中で、ロンドンの小学校の校長先生が、言われたとおり製造することから新しいソフトやシステムの開発が主要産業となり「批判的な思考力」を育むことが大切になった、それが消費者としての力を強くする、という言葉が印象に残りました。
 
 今回は移動に、鉄道、メトロ、トラムを多用したので、街の雰囲気が体感できました。イギリスは人種のルツボ、ドイツ人は規律正しく駅には改札がない(但し無賃が見つかると罰金が大きい)とか。また、ロンドン1古いインド料理店とか、ナポレオンが座った倚子がある「裁判館」という名のベルリン最古の居酒屋とか、珍しい飲食店を訪れ食べログに投稿しました。10年後?があるように健康に留意します。

ページトップへ