インターネットサイトへの書き込みを行った者の特定や書き込みの削除請求をお願いした場合、弁護士費用は、概ねどのくらいかかるものでしょうか。また、特定手続にはどのくらいの時間がかかりますか。
特定・削除請求は、手間・時間がかかりますので、弁護士費用もそれなりにかかります。
具体的には、多くの場合以下の内容で、弁護士費用をお願いしています(印紙・送料・資格証明書取寄せ・翻訳・交通費等の実費が別途必要です)(以下はあくまで目安であり、特殊又は困難な場合や投稿個数が多いなど手数がかかる場合は、別途お見積りをします)。
【1】投稿者の特定の手続(投稿5個程度)
1 サイトに対する請求
(1)国内事業者に対する、裁判によらないログ開示請求
・1事業者・1回当たり、5万5000円(税込み)~
(2)国内事業者に対する、ログ開示の仮処分申立て
・1事業者当たり、16万5000円(税込み)~
(3)海外事業者に対する、ログ開示の仮処分申立て
・1事業者当たり、27万5000円(税込み)~
2 通信事業者に対する請求
(1)ログ保存の仮処分申立て
・1事業者当たり、11万円(税込み)~
(2)氏名・住所の開示訴訟
・1事業者当たり、22万円(税込み)~
【2】投稿の削除の手続
1 裁判によらない請求
・1サイト当たり、2万2000円(税込み)~
2 裁判での請求(仮処分、訴訟)
・1サイト・1手続当たり、22万円(税込み)~
また、特に投稿者の特定には、時間も相当かかります(スムーズでも半年~1年ほど)。