ご本人の親族が選任される場合と、弁護士、司法書士等の専門職が選任される場合とがあります。誰が成年後見人等になるかは、家庭裁判所がいろいろな事情を総合的に考慮して、本人の利益となるように決定します。
　親族が身近にいないケース、親族間で財産管理を巡って争いがあるケース、ご本人のために法的に解決しなければならない問題があるケースなどでは専門職が選任されることが多いと言えるでしょう。
　また、ご本人の管理しなければならない財産が多額であるような場合は、親族が成年後見人等になり、専門職が「成年後見監督人」等に選任されることもあります。