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消費税増税阻止へ シンポジウムを開催しました

2012/05/11
-低所得者に命削れというのか-

 消費税をなくす富山県の会は4月28日、富山市内でシンポジウム
「こんなときに増税とは何だ ! ストップ消費税10%」を開き、130人が参加しました。

 介護、年金、農業、事業者、消費者、医療の各界の立場から報告。消費者の立場から報
告した高瀬充子さんは、「10%になったら、削るところもないけど、食費などを削るしか
ない。低所得者にとっては命を削るものではないかと思う」と語り、金嶋久貴子さんは、
介護者の立場から「いまも高齢者から『生き難い』と言われる世の中。自殺や孤独死が増
えるのではないか」と話しました。医師の山本美和さんは、「消費税増税は医療崩壊を加
速させると指摘。所得税や法人税で財力に見合った負担をしていくべきだと述べました。

     
 会場からは、「署名運動が世論をつくっていくことにつながる。消費税を上げれば、所
得税や法人税が減り、かえって財源がなくなるということを伝えていきたい」、「パネリ
ストの報告はものすごくよくわかる。消費税は福祉のためと言っていても、全然使われて
いなくて、弱い人がどんどん追い詰められているように感じる」などの発言がありました。
 コーディネーターの北正幸さん(税理士)が、「税金は力のある人に負担してもらう『応
能負担』が本来の考え方。消費税増税阻止の運動を大きくしていこう」と呼びかけました。

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