8月6日に金沢市の近江町いちば館で，全国Ｂ型肝炎訴訟北陸原告団の総会が行われました。
　原告団では，毎年1回，総会を開催して前年度の活動の報告を行ったり，次年度の活動方針を決定したりしています。今回の総会では，冒頭で全国Ｂ型肝炎訴訟原告団代表をお招きし，Ｂ型肝炎で苦しむ方々が安心して暮らせる社会を実現するための活動の歴史を振り返ったり，今後どのような活動が必要なのかについての開設をしていただいたりしました。
　近時，北陸原告団では，肝硬変や肝がんの患者さんに対する医療費助成制度を作るよう国に対して働きかけたり，差別偏見を解消するために教育現場において患者講義を行い，患者さんが差別偏見に苦しんでいる状況を医療などを学ぶ学生さんに知ってもらったりするための活動に取り組んできました。
　今回の総会でも，医療費助成制度の実現や患者講義の実施に引き続き取り組むことが確認されました。
　また，Ｂ型肝炎ウイルスに感染していることに気づいていない方が多いという現状を踏まえ，ウイルス検査の受診を勧める宣伝活動を総会前に実施し，街頭を行きゆく方に対してティッシュやチラシを配布しました。
　ウイルス検査については，無料で受診できる場合もありますので，お近くの保健所等へご相談いただき，是非，ウイルス検査を受診して下さい。