標準予防策の100%実施を!
2020/01/14
富山中央法律事務所では,B型肝炎に関する問題にも取り組んでいます。この問題に関する取組として,歯科医院での「標準予防策」の100%実施を目指すというものがあります。
標準予防策(スタンダードプリコーション)とは,すべての患者の体液,血液,創からの滲出液,抜去歯などを感染の可能性があるものとして取り扱うことで院内感染を予防するという,感染予防対策の一つです。
B型肝炎の患者さんの中には,歯科医院でウイルスに感染しているか質問され,感染していると申告したところ,診療を拒否されたことがあるという方も大勢います。
7割の歯科医院において,患者ごとに滅菌処理をした機器に取り替えることなく,機器を使い回されていたということが,国立感染症研究所などの研究チームの調査で発覚しました(平成26年ころ)が,このような歯科医院での感染対策の実態が診療拒否といった差別の一因となっていたのではないかと考えられます。
そのため,すべての歯科医院で標準予防策が実施されるようになれば,ウイルスに感染しているか質問されることも,診療を拒否されるといった差別を受けることもなくなるのではないかと考えられます。
また,標準予防策が実施されれば,B型肝炎の患者さんだけでなく,すべての方が安心して歯科医院を受診できるようにもなります。
というのも,感染症には潜伏期間がありますし,未知なる感染症もありますので,すべての患者さんの血液等に感染の可能性があるとして感染対策を講じておけば,感染症の潜伏期間にある患者さんや未知なる感染症に感染している患者さんが歯科医院を受診していたとしても,院内感染を防ぐことができるからです。
ですので,B型肝炎の患者さんだけでなく,すべての患者が安心して歯科医院を受診できるようにするためにも,早期に標準予防策の100%実施が現実のものになることが望まれるのです。
標準予防策(スタンダードプリコーション)とは,すべての患者の体液,血液,創からの滲出液,抜去歯などを感染の可能性があるものとして取り扱うことで院内感染を予防するという,感染予防対策の一つです。
B型肝炎の患者さんの中には,歯科医院でウイルスに感染しているか質問され,感染していると申告したところ,診療を拒否されたことがあるという方も大勢います。
7割の歯科医院において,患者ごとに滅菌処理をした機器に取り替えることなく,機器を使い回されていたということが,国立感染症研究所などの研究チームの調査で発覚しました(平成26年ころ)が,このような歯科医院での感染対策の実態が診療拒否といった差別の一因となっていたのではないかと考えられます。
そのため,すべての歯科医院で標準予防策が実施されるようになれば,ウイルスに感染しているか質問されることも,診療を拒否されるといった差別を受けることもなくなるのではないかと考えられます。
また,標準予防策が実施されれば,B型肝炎の患者さんだけでなく,すべての方が安心して歯科医院を受診できるようにもなります。
というのも,感染症には潜伏期間がありますし,未知なる感染症もありますので,すべての患者さんの血液等に感染の可能性があるとして感染対策を講じておけば,感染症の潜伏期間にある患者さんや未知なる感染症に感染している患者さんが歯科医院を受診していたとしても,院内感染を防ぐことができるからです。
ですので,B型肝炎の患者さんだけでなく,すべての患者が安心して歯科医院を受診できるようにするためにも,早期に標準予防策の100%実施が現実のものになることが望まれるのです。